1978年頃に発売されたTechnics　SB-E100ペアの出品になります。このスピーカーの最大の特徴はTechnics独自のホーンを用い民生品としては国産最高レベルの95dBという高能率を得ている事です。これは1W入れて1m離れた場所で95dBの音圧になるわけで一般的な90dB辺りの能率のスピーカーと比べ物にならないくらい豪快に鳴るところが大きな特徴です。あともう１つたいへん重要なポイントがあり、それはウーハー～ホーンのクロスオーバーがプロ用のスピーカーのクロスオーバーと同じ1500Hzである事。これは音の焦点がピタリと合い人の耳が１番に良い音に感じる周波数です。本製品は出品にあたり①ツィーター断線修理②ホーンユニット脱着、防振板剥がれ補修、クリーニング、マグネット/ビス防錆剤塗布、再塗装③ウーハーユニット脱着、マグネット/ビス防錆剤塗布、センターキャップ剥がれ再接着④ターミナル部脱着、クリーニング、ノーマル/マルチ音出し確認⑤サランネット中性洗剤によるクリーニング以上のメンテナンスを行っています。写真17/18枚目はスイープテスト並びに実際に曲を演奏した時の波形です。測定条件は現在出品中のコーラルのスピーカーと同じ構成です。スイープテストは歪み無く問題ありません。実際の音は波形で見るより明瞭度が高くリスニングポイントまで中音～高音がぶっ飛んでるプロ用のスピーカーに近い鳴りかたでホーンの長所を存分に堪能出来ます。尚、レベルコントローラーは純正の位置での測定ですが、能率重視の当方はミッド、ハイともmaxで鳴らしていました。外装では年数による劣化、アルミの腐食等ありますので写真にて判断して下さい。