インドのハイデラバードで1938年に発行された1/2アシュラフィ金貨です。表面にはハイデラバードの象徴的な建造物のチャーミナーが描かれています。チャーミナーはペスト流行時に市民の避難所として1591年にモハンマド・カリーム・クリにより建設され屋上の一角には大きなモスクがあり、毎週金曜日には集団礼拝が行われています。イスラム建築様式で建設され、美しいアーチや装飾により建物全体がエレガントで独特の雰囲気を醸し出している歴史的に重要な建築物です。裏面は当時の藩王ウスマーン・アリー・ハーンを描いています。コインが発行された時代のインドはイギリスが植民地統治をしていた時代であり、その最大の藩王国（イギリスの従属下で一定の支配権を認められていた藩王の領国のこと）であるハイデラバードの最後の藩王がウスマーン・アリー・ハーン（1886年4月8日～1967年2月24日）でありました。ウスマーン・アリー・ハーンは、「世界最大の資産家」と言われ、独立時のインドの国家歳入が10億ドルだったのに対し、彼は20億ドルの資産を擁していました。世界最大級のダイヤモンドを文鎮として使用していたのは彼の有名なエピソードとなっております。金貨はニザーム藩王国が繁栄していた頃に発行されており、実際手に取ってみると他の金貨には無い独特の輝きがあります。近年、モハール金貨などインド発行金貨が高騰しており、この金貨はデザインが美しく、希少性が高いためコレクションはもちろん、現物資産投資としても有効性が高い商品となります。この金貨は高鑑定MS63(TOPPOP)であり、PCGS鑑定済みのものは世界に1枚となっています。過去10年のオークションを見てもほぼ出品されていない非常に希少性の高い金貨となっています。あなたのコレクションの一枚として是非ご検討下さい。額面：1/2アシュラフィ直径：21.0mm重量：5.59g発行年：1938年発行国：インドグレード：MS63鑑定機関：PCGS鑑定番号：47125544https://www.pcgsasia.com/Cert/47125544【鑑定済みコインについて】鑑定に関してはアメリカの２大鑑定会社NGC社、PCG社がチェックしたものを取り扱っております。種類...外国貨幣/硬貨